我が家はこうしてセックスレスになりました③

セックスレス

前回までのあらすじ

いろいろな障害を乗り越えて、いよいよ入籍したあぐと夫。新婚生活は順風満帆!と思いきや、暗―いムードからスタートしました。その理由は……

夫

好きになればなるほど、君がバツイチであるってことがつらいよ。好きになればなるほど、君は一度別の男のものになってるんだなぁって思っちゃう。

……ということで。

詳しくは前回のブログを見て頂くとして、今日はいよいよ最終話(?)、レスになった理由!行っきまーす!

我が家はこうしてセックスレスになりました②
あぐと夫がセックスレスになるまでの経緯その2。今回は入籍までのお話。

 

私たち、こうしてレスになりました

気付けば1年レスでした

そもそも、私がセックスレスに気付いたのは、結婚から1年ほどが経った頃でした。

夫は仕事で忙しく、私も仕事で忙しく、引っ越しをしたり居酒屋に通ったりスナックへ通ったりと、「二人の生活」の基盤を作ることにも忙しかった。

 

元々出不精な夫は、旅行や観光には出かけたがらないものの、それでも二人で手を繋いで散歩して、「のどかだねぇ」と言い合うデートなんかはしていたし、夫は家事が一切できない分、私が料理をしたりアイロンをかけたりすればそれだけで手を叩いて喜んでくれた。些細なことが「幸せ」に変わったのは、夫のおかげ。それだけは胸を張って言えます。

 

そんなある日。

私はいつも通り、デスクに向かっていました。

仕事も増えてきて、書くことの増えたエロ小説。乗りに乗ってる筆。

ただその日は、ピタリと筆が止まってしまったんですよね。多分、引き出しの限界だったんだと思います。エロ描写の引き出し。そして気付く。

 

……あれ?私、最後にセックスしたのいつ?

 

そりゃ引き出しも枯渇するはずだよ。振り返ってみれば、最後にしたのは入籍前。

しかも、それも私からしたいと誘っているはず。

 

いつからだ。あんなにハッピーマンキーだった彼がマンキーをやめたのはいつからだ。

記憶の糸を辿ると……あの日。私が彼に、「回数減らしてほしい」と頼んだ日。

 

あぐ
あぐ

……減らしすぎじゃない???

 

所詮セックス。されどセックス。

今まで全然平気だったのに、気付いてしまったらしたいもの。それがセックス。

 

ということで、やっべぇ!せっかくなら新婚らしい楽しみ方したい!と、私は帰宅した夫に大慌てで駆け寄ります。

 

あぐ
あぐ

ねぇ!今日大変なことに気付いちゃったの!我々セックスしてない!

夫

……そうだっけ?

 

こてん、と首を傾げる夫。かーわーいーいー!!じゃなくて!!

 

あぐ
あぐ

ダメだよ、しなくちゃダメだよ!子供も三人産まなきゃいけないし!産む前にいろいろ楽しまなくちゃいけないし!

夫

……えー、そんなのなくても楽しくない?

 

おかしい。何かがおかしい。

やっぱり夫がマンキーでなくなってしまっているなぁと、私はその原因を突き止めるためアマゾンの奥地に向かうのではなく夫に問うてみた。

 

あぐ
あぐ

セックスあんなに好きだったじゃん?

夫

あー……でもほら、君は好きじゃないじゃん。

 

そーんなことなーーーーーい!!!!!

好き!!!大好き!!!三度の飯よりセックスが好き!!!!!

 

とはいえ、確かに私、元々はセックス嫌いでした。嫌いというか、苦手。

あんまり気持ちよくなれないから、どうしてたらいいのかわからないの。

 

夫とのセックスは好きだったけど、確かにちょっと、回数がかさむにつれてしんどくなってもいた。

だって、舐めてって言われて舐めて、そのまま速攻挿入してドピュン!なんだもん。

 

でもね、私気付いたの。多分、回数が多かったのがしんどかったんじゃなくて、フェラして挿入しておしまい、の一連の流れが嫌だっただけで、悲しかっただけで、私は別に、セックスが嫌いだったわけじゃないんだろうなぁ、と。

 

ということで、その旨を伝えたところ、「わかった、おいで」と果敢にもセックスに挑戦してくれる夫。だけど全然気持ちよくなくて、今さら男と女になれって言われても恥ずかしいし、あれっ?そもそも私どうやって喘いでたっけ?あれっ?夫とのセックスは、気持ちいいんじゃなかったっけ?

 

あぐ
あぐ

ちょ、ちょっとどうしたらいいかわかんない

夫

……はぁ!?

 

私、気付けば号泣。これがいけなかった。

夫は、女の涙が大嫌い。正確に言えば、泣けばどうにかなると思ってる女が大嫌い。

私の涙が、夫婦のレスに拍車をかけたのは言うまでもありません。

 

最初にレスっていたのは私?

……で、その後何回か話し合いは行いまして。

色々な要因が見えてきましたがまず最初はこちら。

 

夫

最初にセックス断り始めたのは君のほうやん!

 

先程、『夫の瞬殺ドッピュンセックスがしんどくなってきていた』と言いましたが、もちろん、その瞬殺ドッピュンにも理由があります。

 

付き合いが長くなるにつれて、セックスの時間が短くなったりしませんか?

普通はそういうのも、二人で工夫して何とかしていくものだと思うんですが、我々夫婦はそれが上手くできていなかった。

夫は、持ち前のキャラとトークスキルで万年モテ街道を突っ走ってきたエリートタイプ。女に全く苦労していない。よって、俺がセックスすると言えばするし、俺がセックスしないと言ったらしない。女性に断られる=選択されるという経験が、皆無に等しかったみたいなんですね。
一方私は、相手を好きであればあるほど裸になるのが恥ずかしくなって言いたいことも言えなくなってポイズンな反町的性格。そもそも感度も鈍く自分にも自信がない。こんな相手とセックスしてて楽しいかなぁという不安が勝りすぎて、気付けば攻めにまわっちゃう。つまりは、フェラばっかりしちゃう。

 

……そう、フェラばっかりしちゃう。

 

だからまぁ、相手としては「フェラが好きなんだなぁ」と思いますよね。「舐めて」から入るのも当然といえば当然。相手は私がそれでテンション上がると思ってる。

 

で、そんなこんなで「セックスにおけるフェラの割合」がトコトン増えていくわけですが、そうなってくると私、面倒くさい性格なもんで「私のこと気持ちよくしたいって気持ちはなくなったんかな?」と悲しくなってくる。そうするともうダメ。下降の一途。何がって、感度が。

 

あんまり感じなくなってきた体に加えて、段々と短く雑になっていく愛撫。最終的には触られてるのさえ嫌になる。結果、更にフェラの比重が増える。

そりゃあ瞬殺ドッピュンになるわと、私としても思うわけです。

 

でもねでもね、その頃、私たちがまだセックスできてた頃、そりゃあいろいろありまして。

私、元々「好きな人」とのセックスが苦手という変わり種。セックスができなくて何度元カレにフラれたことか。

けどけど、夫だけは別で、求められることが嫌じゃなくて、セックスというものを好きになれそうだった。もうちょっとなってた。

だから、もっと気持ちよくなりたいって、一緒に気持ちよくなりたいって、そう思っちゃったのもいけなかった。

 

一度だけ、「私もイってみたい」って漏らしちゃったことがあるんだよね。夫は「よっしゃ頑張る!」って言ってたけど、クンニするわけでもなく、おもちゃを使ってみるわけでもなく、いつも通りの手順を繰り返して、

夫

ダメだ!君イカないよ!

 

潮を吹けば「布団が濡れるからやめて」、声を出せば「近所迷惑だからやめて」。

そういうプレイじゃないんですよ、夫の場合は、心からそう思って言ってるんです。

下がる感度に、拍車がかかるかかるかかるかかる。

 

このままじゃダメだ!私がまたセックス嫌いになっちゃう!と、慌てた夜もありました。

蘇ってくる元カレたちの「俺のこと好きじゃないでしょ?」

私がレスれば、夫もきっと同じセリフを吐いてくる。ちゃうねん好きだからできないねん、という私の言葉は、男たちには通じない。それだけは避けたい。

 

ということで、まだ入籍前、私からの提案モードに入っていた時期のことですが、自分のテンションを上げれる『特別感』が欲しいと、試行錯誤をしておりました。

 

あぐ
あぐ

たまにはラブホテル行かない?

夫

家でいいやん

あぐ
あぐ

おもちゃ……とか楽しそうじゃない?

夫

おもちゃがいいならオナニーしてたらいいやん

あぐ
あぐ

舐めてほしいなー、なんて……

夫

クンニだめやねんな。味がダメやねん。

 

惨☆敗!!!!

「可愛い下着買ってみたの!どう!?」「え?笑かそうとしてんの?」みたいなやり取りもありました。「そういうこと言わないでさ、普通にしててくれれば抱きたいって思うのに」と何度も叱られました。

 

そんな感じで、最初に夫とのセックスが嫌になってしまったのは恐らく私のほう。

相手とどうこうというよりは、俺が今、セックスしたいからしている、というスタンスの彼をどうにかするのは、セックス素人の私にはとても難関だったし、そもそも私は、自分のテンションを自分で上げる術すら持ち合わせていない。

ただフェラだけを繰り返し、挿入され、声は出すなと言われ、おもちゃを使いたいと言えば「オナニーしてたらいいやん」と言われ……

 

まぁ、こっちだってちょっとは思いますよね。思っちゃいますよね。

あなたこそ、テンガでオナニーしてたらいいやん、って。

 

レス改善に向けて

レス改善に向けての話し合いは、残念なことに、何度かしてしまっています。

というか、「どうする予定でいるん?」ということを、ことあるごとに聞いていた。

だって何度セックスに誘っても、断られるから。

 

セックスレスって複雑で、レスだってことを自覚させると余計に悪化したりしますよね。レスられてる側から誘ったって何の意味もないし、話し合いなんてもってのほか。本当に複雑。

だって、苦しい苦しいって溺れてる中必死で掴んだ藁が槍になって心臓突きさしてくるなんて誰が思います?溺れ死ぬのと心臓突かれるのとどっちがいい?って選択を突き付けられてるようなもんですよ。いや、どっちも死ぬじゃーん!みたいな。助かる術ないじゃーん!みたいな。

 

ただ、当時の私はそれが悪影響とも知らず、夫の意見をガンガン聞き出そうとしていた。

そこで出て来たのが、

・婚姻届を雑に書かれてから、自分の中での愛情が薄まっていくのを感じている。
・嫁が元旦那の住む東京に行っている間に、自分の中での愛情が薄まっていくのを感じている。
・セックスの回数を減らして欲しいと言っていたのに、いざなくなるとセックスしたいと言い出す嫁に、自分の中での愛情が薄まっていくのを感じている。

 

いや、薄まりすぎな。

 

特にうちの夫は、かなり昭和な亭主関白的思考をお持ち。

女は男の半歩後ろを歩いていればいいし、女は男に尽くすものだし、女は「セックス」なんて卑猥な単語絶対に言わない。女はオナニーしないし、性欲もない。

 

……はぁ、夫裏垢始めないかなぁ。(切実)

 

まぁ婚姻届もバツイチも性欲も、全部私が悪いよなぁ、ん?性欲は違くない?悪くなくない?等と思いつつ、まずは私、薄れていく愛情に歯止めをかけようととにかく明るくしました。日常を楽しく。家庭を笑顔に。

宝塚スターもびっくりするくらいの大げさな笑顔と身振り手振りで、仕事から帰ってきた夫を明るく元気に出迎える。

これ、割と効果がありまして。1年ほど続けた結果、夫までノリノリの大スターに早変わり。

 

婚姻届けのこともバツイチのこともセックスレスだと責めてしまったことも、夫は何も言わなくなりました。今まではちょっとした喧嘩で必ず引き合いに出されていたその3点に、触れられなくなったのは非常に好感触。

 

そして、そろそろイケるかも!の空気が出て来たタイミングで、しばらく封印していたセックスの話題について触れてみます。すると、

夫

普段の生活がめちゃくちゃ楽しいじゃん!セックスしなくても楽しいんだし、別になくてもよくない?

 

や、やりすぎたあぁぁぁぁああああ!!!!!

 

ふっざけんなよ!何が宝塚スターだよ!効果ありすぎじゃねぇか!

おかげでセックスなくても満ち足りちまったじゃねぇか!どうすんだよ!がおー!

私がどれだけ頑張っているかも知らず、「毎日めちゃくちゃ楽しいじゃん!」と言ってのける夫にもイライラが募ります。

あっヤバイヤバイ。私は女優。宝塚スター。

褒美(セックス)くらい寄越せや!なんて言わない。頑張って私。

 

ちなみにその時、夫が改めて教えてくれた、セックスしたくない理由は、

・とにかく仕事が厳しい、そのプレッシャーでセックスどころじゃない
・そもそも元から性欲がない、日常を楽しく過ごせていればそれだけで幸せ
・嫁がセックス嫌い

 

仕事に関しては、私はわかってて結婚したし、私と結婚したことでより大変になったのも知っているので、引き合いに出されたら何も言えない。

性欲がない、に関しては、付き合い始めのハッピーマンキーな夫を見ている私からしたら「はぁ?」って感じですが、多分、性に興味がないってことだろうなぁと解釈。性に対して、好奇心とか向上心は確かにない。セックス=射精みたいなところがある。

 

ってことは、私のセックスライフを輝くものにするためには、私が彼に色々教えこまないといけない。でも、教え込むうんぬん以前に、恥ずかしくて自分主体のセックスができない。まずは自分を鍛えなきゃいけない。

 

ってことは!!!

 

よーっしゃ!好きになってやろうじゃんセックス!自らガンガン腰を振って楽しめる女になってやろうじゃーーん!!!という、こんな流れで『あぐ』が生まれるわけですね。

裏垢デビューと同時に外での武者修行も開始。

セックスレスについては……現在は「何もしない」という方法をチョイス中。何もしないで、自分を見直しつつ、夫の仕事が落ち着くのを待ってる。まぁ、時折言っちゃうんですけどね、セックスしたいって言っちゃうんですけど。普段宝塚やってるんだから、そのくらいいいじゃん。ね?

 

ということで。我が家はこうしてレスになったわけですが……長々と語ったわりに、あるあるな理由でごめんなさいね。レスの話は今後もちらほらしていきます。Twitterでやりたかったレス妻さんとの情報交換がなかなかできていないので、同じ境遇の皆様はぜひ仲良くしてください。はーっ、今日も宝塚頑張るぅ!

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